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【interview】メンバー間の交流から受発注に。積極的なコミュニケーションで築いた信頼関係が生み出した仕事のカタチ

福岡のIT企業、diffeasyの新オフィス開設に伴う設計・内装デザイン案件。

メンバーインタビュー

メンバー間の交流から受発注に。
積極的なコミュニケーションで築いた信頼関係が生み出した仕事のカタチ

  • 株式会社diffeasy
    CHRO

    白石 篤司(しらいし・あつし)

    「世界中の“むずかしい”を簡単に」を経営理念として活動する株式会社diffeasyにて。業務効率化をテーマに、クラウドシステムやITサービスを用いて様々なクライアントの課題解決に挑む。オーダーメイドシステムの開発のほか、スムーズで快適な大会運営を実現する「大会運営 向上心」を提供するなど活動は多岐にわたる。

  • ウェッジプラス株式会社
    代表取締役

    松本 治(まつもと・おさむ)

    長崎県諫早市出身、1975年生まれ。活動拠点を福岡に置き、戸建住宅やマンションのリノベーション、店舗デザイン等を中心に全国各地の案件に携わる。将来のビジョンは、『世界からオファーが来る一級建築士事務所』。

入居メンバー同士の交流が受発注のきっかけに

— お二人はザ・カンパニーが初めて開業した当初からの2017年からの入居メンバーですね。

白石
そうですね。ザ・カンパニーに入居したことをきっかけに知り合いました。
松本
毎日顔を合わせていたので、まずは挨拶から始まって。ちゃんと話し始めたのは喫煙所で趣味の話をし出したのがきっかけでしたよね。
白石
そうそう。いつもファンキーなおじさんだなって思って見てました(笑)。
松本
ああ(笑)。私は、白石さんはIT系の人なんだろうなーって思ってました。でも、仕事の内容について細かなことはわからなかったですね。
白石
私自身、人に積極的に話しかけることってあんまりしないんですけど、松本さんはいろんな方に声かけてくれていて。繋ぎ役ですよね。
松本
ですね。自分のことをちゃんと知ってもらいたいなと思ってたので、結構話かけてました。そういうコミュニケーションを求めていたのも入居した理由のひとつでしたから。

― 今回の発注はdiffeasyメンバー増員によるオフィスの移転がきっかけですよね?

白石
そうです。もともと5名で入居していましたが、今は21名にまで増えたのでオフィスを移転しなくてはいけなくて。ちょうど『The Company 中洲川端』の開業が決まったタイミングでしたので、オフィス区画を借りることに。そこで、内装を発注する必要があり、迷うことなく松本さんにすぐに相談をしました。
松本
声かけてもらえた時は嬉しくて。本当にありがとうございます!

メンバー1人ひとりと一緒に作り上げた理想のオフィス

— 実際に受発注してみて、いかがでしたか?

白石
松本さんで良かったなって思うところが2つあって。1つ目は全ての業務を受け身ではなく、主体的に動いてくださったことですね。具体的には、弊社のメンバーとすごく積極的に絡んでくれてたんです。オフィスってメンバーにとってすごく重要な環境なので、メンバーそれぞれとコミュニケーションを取ってくれて、要望を聞き出してくれたのが嬉しくて。
松本
普段から白石さんだけでなく、メンバーの皆さんの雰囲気も見えていたのでイメージしやすかったです。diffeasyさんって、良い意味でトップダウンの会社じゃないので、他の社員さんのお話も聞いてみたかったんですよね。
白石
松本さんが動いてくれたおかげで、自分たちで主体的にオフィスを作っているっていう意味のあるストーリーを作っていただけたと感じてます。すごくうちらしくてみんな生き生きとしてました。もうひとつは、やっぱりセンスが良い!
松本
いや~、嬉しいですね。ありがとうございます。
白石
朝の10時から15分間を朝会と題して、趣味に関することやメンバーが日頃何をしているかを話す雑談の場があるんですが、松本さんから「その時間をください!」ってリクエストがあったんです。その時間を使って、途中経過のCGパースをメンバー全員に向けて見せてくださったことで、みんなもう興奮状態で(笑)。
松本
オフィスを作る途中で、手が空いている方には家具の塗装を手伝ってもらったりもしました。あと懸垂も。すごく楽しかったです!
白石
本当に色々と工夫していただいて。オフィスの完成披露は『The Company 中洲川端』のオープニングレセプションの時に合わせてだったのですが、完成したオフィスを見た瞬間のメンバーの感動が忘れられません。

信頼関係を築けたことが1番のコスト削減に

— 制作期間はどのくらいかかりましたか?

白石
1ヶ月くらいですね。
松本
計画段階も含めるともう少しかかっています。ただ、すぐ目の前にいらっしゃることもあって、やり取りはすごく早かったと感じます。ザ・カンパニーに設備が整っているので、プロジェクターでさっとプレゼンができたりだとか、必要に応じてミーティングルームが活用できたのは便利でした。
白石
シェアオフィスとしての利便性以前に、同じ空間にいることで信頼関係を築けていたっていうのが1番のコスト削減になったと感じます。普段からフロア内で顔を合わせる機会があって、ちょっとした隙間の時間に話せることで人柄もわかっていたのもやりやすかったです。

— 対外向けにシェアオフィスに入っていて良かったと感じたことはありますか?

松本
シンプルに、下駄を履かせてもらってます。お客様や打ち合わせで外部の方が来ると、「めっちゃオシャレなオフィスだね」って言ってもらえるんです。個人で事務所を借りたとしても、これほどのスペースは取れませんし、開放感があるので人も呼びやすいです。コスト的にも普通にオフィスを借りるより全然こっちの方がいいかなって。どうですか?
白石
うちはオフィス区画なので、「とても安いです!」って訳ではないです(笑)。ただ、もともとマンションの1室から始まった会社なので、お客さまに来社していただいたときの反応の違いは感じますね。「こんなところに入居しているんだからいいもの作ってくれるんだろうな」っていうお客さまの期待値が上がることも。他には、フリーランスの方がジョインを希望してくれたり。色々な面でコストが抑えられているなと思います。
松本
私の場合は、diffeasyさんのオフィスがザ・カンパニー内にあることでいい施工事例として色々ご紹介いただいています。このプロジェクトをきっかけに、また次の仕事へとつながると嬉しいですね。